「爆発現象」「電波障害」といわれるとちょっと怖くなってしまいますが、私たちの生活にどれだけ影響があるものなのでしょうか？
わかりやすくまとめてみました。一般の人は特に注意して暮らす必要はないそうです！
太陽フレアって何？
太陽フレアとは、太陽の表面の「黒点」と呼ばれる場所でときどき起きる、爆発現象のことをいいます。
フレアがおこると、黒点のまわりにひじょうに明るい部分があらわれます。そして数分間でいちばん明るくなり、その後ゆっくりと暗くなっていきます。短いものでは数分、長いものでは数時間続きます。
ふつう、水素ガスが出すＨα（エッチアルファ）線という赤い光で見ることができますが、とくに明るいフレアでは通常の白色光でも明るく光り、白色光フレアとよばれます。
フレアは黒点の磁場が変化するとき、そのエネルギーがまわりのガスにつたわっておきると考えられます。高温の爆発するガスからは、電波やＸ線のほかに、電子や陽子などの電気をおびた素粒子が飛び出してきます。Ｘ線やこれらの素粒子は地球に十分から１〜２日後に到着して、電離層や地磁気を乱して、電波通信が妨害されるデリンジャー現象や磁気嵐をおこします。また、オーロラの活動も活発になります。
今回の報道で心配されているのはこの電波障害だと思われます。
オーロラが強く見える可能性があるのも特徴のようです。
生活への影響は？
爆発の規模は5段階で評価され、今回は最大規模と言われている「Xクラス」の爆発が、ちょうど地球の方を向いている時に起きてしまったようです。
太陽フレアによって放出されたガスが地球にぶつかって地磁気（地球が持つ磁場）を乱して、飛行機などの管制のための短波通信やGPSが使えなくなる可能性があるそうです。
ただ、一般人は特に注意して暮らす必要はないそうなので安心ですね。
2017年に起きた太陽フレアでは、南極でオーロラが強く出たそうで、今回も極地で観測される可能性が高いそうですが、日本で見える可能性は低いようです。
気をつけるのはGPSや航空機を運用する企業などだと思われ、一般人はあまり関係ないようですね。
オーロラの観測についてはどこかの極地で観測されたものをテレビで見ることができるかも！
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