ひらがなは文章の8割を占めます。ということはひらがなが綺麗だと文章そのものが綺麗に見えるということです。五十音には漢字と違って規則性がないので、一つ一つ綺麗に書くのは大変ですよね。それでも普段使うものは46個の形しかありません。覚えてしまえばこっちのものです!
また、ひらがなはそれぞれ漢字をくずして出来ているので成り立ちの漢字を知るだけでも長さや形の意味も分かりやすくなってきます。ふーん、元になっている漢字はこれなのね。くらいでいいので見てみて下さいね。
まずは形をよく見て、どこが止まっていてどこがはねているのか、払いはどこに向かっているかを確認してみましょう。
どうしても字が雑になってしまう人はここが疎かになっている可能性が高いです。
早速あ行から練習してみましょう。
練習用紙(あ行)
練習の仕方
①下のPDFをプリントアウトして使ってください。B5サイズがオススメです。
②プリントアウトした紙に、まずは一文字書いてみます。
③お手本と見比べてみます。お手本より何だか丸いな。右上がりが足りないななど自分の癖が見えてくると思います。
④自分の癖を意識した上でお手本のポイントを意識して書いてみます。(頭で覚える)
⑤正しい形で何度も書いてみましょう(手が慣れて手で覚える)
ただ真似して書くというより、自分の癖を知る→正しい字を真似する→手が覚えるまで書くという流れを意識する事が大切です。
練習用紙にも赤でポイント解説を入れていますが、1画ずつ細かい解説も書きました。
わかりにくい字はそちらも参考にしてみてください!
※プリンターを使わなくても大丈夫です!その場合は漢字練習帳のようなマスのあるノートを使って、画面を見ながら練習してみましょう。
あ(安)
1画目 横画は右上がりが基本です。あまり長くならないように、左右の空きは等しく書きます。横の中心線から見てどの辺から書きはじめているかもよく見ながら書きましょう。
2画目 縦の中心線上から書きはじめ、やや左にカーブした後、中心線に帰ってくるイメージです。
3画目 少しカーブした後、真上に上がるのがポイント。そこから右上がりで大きく回しましょう。
い(以)
1画目 カーブを使って次の画へ繋がる気持ちで
2画目 1画目から繋がる気持ちでこちらもカーブする。1画目より短く、やや上の方に。
う(宇)
1画目 縦の中心線の上に、やや斜めに点を書く。
2画目 右上がり、真っ直ぐ下がる、左に抜くの順番でリズムよく
え(衣)
1画目 縦の中心線の上に、やや斜めに点を書く。
2画目 ポイントは真下から真横へもっていくところ。
お(於)
1画目 右上がりで縦の中心線より左側に書く。
2画目 結びの形は三角形。次の画に向かって払い上げる。
3画目 やや上の方に。
お疲れ様です!ここまでスクロールしたということはあ行の練習をしたり、頭の中で書いてみた方だと思います。ひらがなと向き合うなんて日常では全くないことなので本当に素晴らしい!
そして私は嬉しい!!だってこんなにめんどくさい作業に(習字の先生が言うことじゃない)最後までお付き合いくださったんですから(T T)
たかがひらがな。されどひらがな。各数の少ない字はバランスがとりにくいですよね。はねやはらいは次の画に向かって繋がるように書くのがひらがなの特徴なのでこの先の「か行」もぜひチャレンジしてみて下さいね^^
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